HALSの導入は簡単!
HALSは従来の印刷技術の応用したオフセット印刷用の立体印刷素材です。
既存リソースを有効活用して立体印刷を実現することができます。
デザイン(制作)が容易
一般の印刷物同様、DTPソフトウェアを使用してデザイン、制作作業を行います。特殊な立体撮影や画像分割ソフトは必要としませんので、追加投資・教育が不要です。
マイクロレンズ側に印刷する4色グラフィック部分は、通常の印刷物と同様にデータ制作を行います。
反対側の平滑面の3Dドット版は、当社が提供する「HALSパターン集」の中から好みのパターンを選択し、アドビ・イラストレーターでレイアウトしていただきます。
さらに、4色グラフィック部分と3Dドット部分とに準じたオペーク用白版を準備していただき、すべてのデータが完成となります。
HALSの印刷
●HALSの印刷は、UVオフセット印刷で行ってください。●印刷方法には、次の2種類があります。
ウラ面のみからの印刷 |
両面から印刷 |
|
商品などのカラー画像 |
バックパターンと共用版が可能 (プロセスカラーの時) |
表専用の版(一般印刷と同等) |
3Dバックパターン |
カラー画像と共用版が可能 (プロセスカラーの時) |
ウラ専用の3Dバックパターン版 |
必要な印刷ユニット数 |
7ユニット (3Dバックパターンの色が特色の時) |
5ユニット |
1回の印刷で刷了する |
可能 |
一般的には不可能、 但し可能な印刷機もある |
製版の難易度 |
やや複雑 |
容易 |
カラー画像のモアレ対策 |
高精細網点などが必要 |
不要 |
コストの優位性 |
高い |
普通 |
仕上がり歩留まり |
1回通しのため良い |
2回通し分の予備が必要 |
▼おもて(レンズ)面用 DTP作業
▼裏面用 DTP作業
汎用UVオフセット印刷機で印刷可能
HALSの印刷は通常のUVオフセットと同様に行うことができます。
慣れた環境で作業でき、追加投資を必要としません。
厚素材対策も不要です。
品質が安定
常温加工でのレンズ形成製法を採用しているHALSレンズシートは、個々のマイクロレンズおよびレンズ配列(アレイ)の寸法安定性に優れ、印刷時の見当合わせが容易です。
また、HALSは構造上レンチキュラーレンズ程の見当精度は必要ありませんので、印刷後の目視による検品を省略できます。
材質を選択可能
さまざまな材質で提供することが可能なので、TPOに合った素材を選ぶことができます。
現在、PP、PET-Gに対応。今後もラインナップ増加を検討中です。
取り都合の優位
HALSはどの角度から見ても立体視出来るので、自由な取り都合設計ができます。
左の図だと無駄な余白の多いレイアウトですが、レンチキュラーレンズの場合は右の様に90度回転させて面付けすることはできません。
レンズの方向が90度変わってしまい、立体視ができなくなってしまいます。
ドットレンズであるHALSはタテ・ヨコどちらにレイアウトしても同じ視覚効果が得られます。したがって、90度回転させて取り都合を自由に設定することが出来ます。
高いコストパフォーマンス
HALSは他のレンズ仕様に対し現状の設備で導入出来る点、取り都合設定が自在な点、検品の合理化が可能な点などにより、デザインから製造に至るまで、コスト面での競争力を有しております。
もちろん、ご提供致しますHALSレンズシートも、当社特許の製造技術により高いコストパフォーマンスを実現しております。